【月収30万越え?】生活保護受給者の一生【世代ごとに貰える額】

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こんにちは、一生チャンネルです。

私たちが住んでる日本では生活保護というものが存在していて、生活に困ってる人なら誰でも給付を受けることができます。

制度自体は知ってる方多いのではないでしょうか。

ただ、どんな流れで生活保護を受けるようになるのか、受けてからどのような生活を送り、その後を過ごすか知ってる方少ないと思います。

この記事では、そんな生活保護受給者の一生を0歳から追っていきます。

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・生活保護とは?

そもそも生活保護とは、国が国民の生活を保障し、その自立を手助けする制度で、持ってる資産や能力など全て活用しても生活が苦しい方にお金を支給するというものです。

日常生活に必要な費用だったら生活扶助、家賃に対して支給される住宅扶助など様々な項目に対して給付金がもらえます。

(教育扶助・医療扶助・介護扶助・出産扶助・生業扶助・葬祭扶助などなど)

保護を受ける際には、車や不動産など価値あるものを売却しなければならず、収入がある一定以下でないといけません。

ある程度の条件はありますが、年齢や体力などの条件などはないため、日本に住んでいる人なら誰でも、永住性のあるビザを持ってる外国人でも受給することができます。

 ・海外の生活保護

ちょっと気になったので、海外の生活保護制度について調べてみました。

アメリカは未成年や妊婦のいる貧困家庭(TANF)や高齢者(SSI)などが受給対象となっていて、働き盛りの年代だと障害など持っていない限り給付金が受給できないようです。

一方で、ドイツやイギリスなどの国では条件が緩く、受給割合も人口の約10%とかなり高めとなっています。

日本は意外にも人口の約1.63%の200万人しか生活保護を受給してないようです。(いうて多いか)

生活保護=悪というイメージが結構根深いせいもあるかもしれません。

逆に生活保護を受けるべき人が受けれず、孤独死してしまう問題も日本は抱えているようです。

・0歳~19歳

令和3年に厚生労働省が生活保護受給者について調査をしていて、次のグラフが年齢別の受給者数を表しています。

70歳以上が42.7%と大半を占めていて、人数としては85万8000人が受給を受けています。

その次に高いのが50歳から60歳、65歳から70歳と続きますが、4番目に高いのが19歳以下のグループになります。

生活保護に年齢制限はないので、シングルマザーとその子供2人の世帯があった場合、お母さんが生活保護を受給していれば、二人の子供にも生活保護費が振り込まれます。

 ・もらえるお金

例えば、東京都区内に住む30歳のお母さんに4歳の子供と2歳の子供がいれば、生活費として190550円、住宅手当が上限69800円、合計260350円支給されます。(参照したデータ)

こんなこと言ったら怒られるかもしれませんが、意外と結構もらえますよね。

同じ三人世帯でも東京都内に住む33歳、29歳の両親と4歳の子供がもらえる給付金は生活費が158760円と住宅手当が上限69800円で228560円と3万弱少なくなってしまいます。

子供が一人増えると生活保護費が1万くらい増えるのと、ひとり親だとさらにプラスで2万くらい増えるのでその影響で受給金額が変わってくるようです。住んでる場所によっても支給金額が変わります。

具体的な計算方法は長くなるので後で紹介しますね。

 ・高校生

日本の高校進学率は約99%で、生活保護を受けている家庭は約93.7%と少し低いにしても大体が高校進学を選択するようです。

高校は義務教育ではありませんが、自治体によっては授業料を負担してくれたり、国が減免してくれるので無理なく通学できるようです。

 ・大学生・短大・専門

一方で、日本の大学進学率は73.4%に対して、生活保護を受けている家庭の大学進学率は37.3%と、大幅に割合が下がってしまっています。

大きな理由として、大学に進学してしまうと生活保護の対象から外れ、自分の分の生活保護費が支給されなくなってしまうことが挙げられます。

全体的な支給金額が下がってしまうことから親から大学進学を反対されるケースもあるようです。

バイトや奨学金を借りながら、大学の学費や生活費を工面する必要がありそうです。

一応、2018年から進学準備給付金というものが始まり、実家から大学へ通う場合は10万円、一人暮らしをする場合は30万円が国から給付されるようです。

・20~40歳

生活保護受給者のうち、20歳から30歳は2.7%、30歳から40歳は4.7%と1番受給率が低いのがこの世代となります。

働き盛りの年代だけあって、受給者は肉体的や精神的に障害を持っている方が多いようです。

令和3年の調査によると、大体160万世帯のうち、90万世帯が高齢者世帯、母子世帯が6万世帯、障害者・傷病者世帯が39万世帯、その他の世帯が24万世帯となっています。

その他の世帯っていうのは、お父さんと子供の世帯だったりも含んでいますが、正直働けるけど働かない人たちも含まれています。

生活保護は日本に住んでいて、収入などの条件を満たせば、誰でも受けられる権利なので、悪い考えで生活保護を受給できてしまうようです。もちろんリストラにあったり、職場が倒産して次の働き口を見つけるまでのつなぎとして生活保護を利用している方もいます。

 ・生活保護受給の手順

生活保護を受給するためには、近くの福祉事務所に書類を出しに行かなきゃいけません。

その際に、申請の理由や他の福祉基金を利用しないかなど薦められます。

それでも生活保護を受けるとなったら、家庭訪問や預金・保険・資産などの調査が入ります。

この時に売却できる資産があれば、現金にかえ、それでも月額の生活保護金額よりも低い貯金額なら生活保護を受けられます。

持ち家でも住み続けられる場合もありますが、資産価値が2000万を超える家の場合、売却するよう指導が入るようです。

あと、ローンが残っている持ち家の場合、その返済に生活保護が当てられる可能性があるので、売るよう言われます。

それでも資産がなくて、頼れる肉親もいない、働くこともできそうにない、、、となれば生活保護が受けられます。

受給後も、年数回福祉事務所の人が調査に訪れたり、働くことができそうなら数社面接を受けましょうなど指導が入るそうです。

 ・具体的な計算方法

ひとり親の世帯の生活保護費の例は先ほど紹介しましたが、20~40歳の単身世帯ではどれだけ生活保護を受けられるのでしょうか。

ここで具体的な計算方法を紹介します。ちなみにめちゃくちゃややこしいです。

最初の方で住んでる場所によって支給金額違うって言ったんですけど、具体的には住んでる場所によって1級地、2級地、3級地に分けられます。そこから細かく1級地−1とか二とか分かれていきます。

東京都の区内とかやったら1級地の1です。

20歳から40歳だと42020円ですね。これが生活扶助基準第1類ってものらしくて食費とか服代らしいです。

これに世帯人数に従って次の逓減率(ていげんりつ)ってやつをかけて、その下の生活扶助基準第二類を足します。単身なら45320円ですね。第二類は一応、水道光熱費らしいです。

これら足したら、87340円で、それに0.855をかけた74676円がもらえます

同じような表が右にあると思うんですけど、同じように基準額✖️逓減率+基準額2をすると

44630✖️1+28890=73520となって、高い方がもらえるので、前者の74676円がもらえます。

ややこしすぎますね。なんで2個計算方法あるんでしょうか。

これに加えて、障害を持つ人だと1~2万、母子世帯なら3万弱がもらえたりします。

住宅手当は東京都区内だと5、6万位内で家賃分が支給されます。

そのほかには介護費や教育費、医療費などが支給されます。葬儀費なども支給されるようです。

なので、20~40歳の単身世帯なら、12、3万がもらえるということになります。

・40~60歳

40歳以降は年齢を重ねるごとに受給者が増えていきます。

日本の人口が40歳以降の方が多いというのも理由の一つですが、親の介護が必要になり、仕事を辞めなければならず、やむをえず生活保護を利用するというパターンも多いようです。

40歳とその親の70歳の二人の世帯の生活保護費は、(42020+33750)✖️1+50160=125930円

125930円✖️0.855=107670円が生活扶助で、上限が5万くらいの住宅扶助となり、17万くらいがもらえます。

介護費がかかった場合は、その分を上乗せでもらえます。

・60歳~

グラフを見れば分かるとおり、生活保護の受給者のほとんどが高齢者で、さらにその中でも単身の世帯が最も多い結果となりました。

高齢者世帯以外は年々減少傾向にあるようですが、高齢者世帯はどんどん増えていて、60人に一人が生活保護を受けているようです。

一方で、生活保護を受けずに生活資金がつき、孤独死するケースもあるので、一概に悪とは言えないですよね。

68歳の単身世帯だと、生活費として約77980円、住宅手当として上限53700円、合計131680円がもらえるようです。

68歳と65歳の高齢者夫婦世帯だと生活費121480円、住宅手当64000円の合計185480円がもらえます。

もし年金を受給していれば、これらの金額から年金額を引いた分が振り込まれます。

何回も言いますが、生活保護に年齢制限はないので、死ぬまで受け取り続けることができます。

・まとめ

いかがでしょうか。なんとなく生活保護受給者の一生を知れたでしょうか。

一生っていうか各年代がどれだけ生活保護費もらってるのか紹介しただけなんですけど、意外とそんなもらってるんやってびっくりした方も多いと思います。

特に母子家庭などは子供が多いとそれだけ受給額も増えるので、反感を買いやすいかも知れません。

個人的には生活保護自体は良い制度だと思うので、もっと必要としている人が生活保護を受けられる社会になれば良いと感じました。

この動画を通して、生活保護について関心を持つ人が増えれば幸いです。

この記事と同じ内容のものがYoutubeに上がっているので、よければそちらもご覧ください!

最後までご視聴ありがとうございました!バイバイ!!

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