【エリート職業】一級建築士の一生【なり方やキャリアアップについて0歳から解説】

一級建築士の一生国家資格
一級建築士の一生

こんにちは、一生チャンネルです。

都心とか駅近とかだと、ある日急に工事が始まって、あっという間にタワーマンションができたりしますよね。

そういう建物を建てるには、きっちり資格を持った建築士の存在が欠かせません。

建築士の中でも、唯一国家資格である一級建築士は何となく聞いたことがあるのではないでしょうか。

この動画では、そんな一級建築士になるには?、なったあとどのようにキャリアアップして、お金を稼ぎ、引退していくのかを追っています。

Youtube版はこちら!

一級建築士とは?

建築士には、一級建築士、二級建築士、木造建築士の3種類があって、ランクが上がるたびに扱える建物の種類が増えていきます。

木造建築士は、二階建てまでの木造建築物を扱え、二級建築士は木造以外の戸建て住宅などを扱うことができます。

一級建築士に制限はなく、建物なら何でも扱うことができます

一級建築士にしか扱えない建物は、学校や病院などの公共建造物、高さ13m以上かつ軒の高さが9m以上の建物などなどいろいろあります。

これらは建築基準法っていう法律で決められているんですが、意外にも広さ100平方メートル以内の2階建て木造30平方メートル以内の木造以外の2階建ては資格なしで建てることができるようです。

ただ、都道府県の条例によっては、広さが30平方メートルまでなど定められている場合もあるようです。

ちょっと話逸れちゃったんですけど、一級建築士は何でも建てれる最強の国家資格となっています。

彼らは顧客から規模やデザイン、予算などなどを聞いて、実際に構造や材料、設備を決めていきます。

それらを取り入れた設計図を作成して、建物を作り上げていくのが一級建築士となります。

そんな一級建築士の一生を0歳から見ていきましょう。

0歳~中学生

日本FP協会さんが小学生を対象になりたい職業を調査していて、建築士が男女共に第10位にランクインしました。

これまで女子のなりたい職業ランキングに建築士がランクインしたことはなく、女の子からの人気が少し高まってきているようです。

ただ、医師やスポーツ選手、教師などのつよつよ職業には程遠く、幼少期からの人気は薄いようです。

中学生のなりたい職業にも建築士はランクインしていないです。

高校生

建築士になりたいとこの時点で決めているなら、高等専門学校、高専の建築学科に進学するのが手っ取り早いです。

一級建築士の受験資格には、大学や専門、高専で指定の単位を取ることが必要なので、高専で5年間建築について学ぶと20歳には受験資格を得ることができます

一応、高校卒業後、専門に通って受験資格を満たすこともできるのですが、2年や3年で必要なことを全て学ぶので結構ハードスケジュールにはなってしまいます。

令和2年より前までは、実際に就職して実務経験を積まないと受験資格を得られなかったのですが、最近法律が変わったようです。

中卒から一級建築士

中学を卒業してからすぐに一級建築士を取ることはできませんが、二級建築士を取ってからなら、一級建築士の受験資格を得られます。

二級建築士の受験資格は、高卒認定以上をもらうか、7年以上の実務経験なので、中学を卒業してすぐ働いていた人なら最短で22歳に受験資格が得られます

そのためどんな人でも一級建築士にはなれるということになります。

年齢制限とかもないです。

大学・専門

厚生労働省が提供しているjobtagというサイトで、実際に建築士として働いている人が多いと感じる学歴を答えたアンケートが掲載されているのですが、大卒が72.2%、専門卒が24.2%、短大卒が6.1%と大半を占めています。

そのため建築士になりたい大体の人が、高校卒業後、何かしらの学習機関に入学するようです。

具体的な学部名としては、建築学部、環境デザイン学部、都市環境学部などいろいろです。

大まかに工学部とされている大学もあります。

特に学びたい分野によって大学を選ぶと良いと思います。

ただ、大学種類多すぎてどれがいいのかわからん、、、ってなると思うので、

一級建築士試験に合格した人の出身大学別ランキングが公式サイトに載っていたので紹介したいと思います。

令和4年の設計製図の試験合格者3473人のうち、1位が149人で日本大学、2位が123人で東京理科大学、3位が96人で芝浦工業大学となっていました。

上位の大学は生徒数も多く、合格者も多いのは頷けます。

建築学部の生徒が多いということはそれだけ授業も充実しているということなので別に好みがなければ上位の大学に進学するのが良さそうです。

一級建築士試験

大学、短期大学、高等専門学校、専修学校等において指定科目を修めて卒業した者
二級建築士
建築設備士
その他国土交通大臣が特に認める者(外国大学を卒業した者等)

上記の条件を一つでも満たせば一級建築士試験に挑戦することができます。

建設設備士っていうのは建築士に対してアドバイスをする立ち位置の職業です。歯科助手的な感じですね。

さっき大学別の合格ランキング発表したと思うんですけど、同じサイトに合格率なども記載されていて、令和4年度には、一次試験の学科試験に約3万人が挑戦して、6289人合格で合格率21%、2次試験の製図試験へは約1万人が挑戦して、3473人合格の合格率33%総合合格率は9.9%と高い難易度となっています。

3、4年前は総合合格率が12.5%あったので、少し難化してきているかなという印象です。

製図試験は事務所や集合住宅などの製図を実際に自分で書き上げる試験のようです。

就職先(大学院)

ちょっと順番が前後してしまったんですけど、建築士試験を受験する人は大体が大学を卒業した後受験するので、就職して働きながら、一級建築士試験の勉強をして受験するという流れになります。

もしくは、大学院へ進学して、研究の傍ら試験勉強して、受験するという選択肢も取れます。

またまたさっきの公式サイトに合格者の職域が載っていて、建設業の方が33%、建築士事務所で働いている方が26.6%、住宅メーカーの方が15.2%となっているようです。

職務内容としては、建設設計が34.5%、施工管理・現場管理が22.2%となっています。

合格者の年齢構成もこんな感じになっていて、働き始めて2、3年目の24歳から26歳が合格者としては一番多いようです。

男女比は大体7:3でまだまだ男社会のようです。ただ、最近は女性の一級建築士も増えてきているみたいですよ。

大学院へは行くべき?

大学院へ行くメリットとしては、働きながら試験勉強の時間を取らなくても良いということがあげられます。

ただ、大学院の研究はしなければならないし、働き始めている周りに遅れを少し取ってしまうというデメリットもあります。

日本大学など私立大学だと2年間で200万以上かかってきちゃいます。

社会人1~5年目(22~27歳)

先ほど言ったように、大半の人が社会人をしながら試験勉強をして、一級建築士試験の合格を目指します。

ただ、試験に合格するだけで、オッケーというわけではなく、実際に一級建築士の免許が登録されるには実務経験を規定年数以上経過する必要があります。

最終学歴が大学なら2年以上、3年制短大なら3年以上、2年制短大や高専なら4年以上けいかする必要があります。

二級建築士を学歴として提出した場合、二級建築士として4年以上勤め上げる必要があります。

そのため結局、高専に行っても大学へ行っても、最短で一級建築士の免許登録されるのは24歳となりますね。

別に実務経験はサンドイッチしてもよくて、1年実務経験を積み、試験に合格して、1年実務経験を積めば、大学卒業してた場合、免許登録されるということになります。

初任給

大手ゼネコンの大和ハウス工業株式会社の募集要項によると、大学院卒で252000円、大卒で24万、高専専門卒で222000円初任給がもらえるようです。

所属建築士手当と言って、建築士の資格を持っていると月に1、2万追加でもらえる制度も大和ハウスにはあるようです。

会社によっては資格合格のお祝い金や、資格申請の諸費用を会社が負担してくれたりするそう。

一応、公務員の建築職として、働く方法もあって、その場合公務員試験に合格する必要があります。

公務員だと初任給はこれより下がりますが、年齢に伴って安定して給与を上げることができます。

社会人5年目~

令和元年に厚生労働省が調査した賃金構造基本統計調査によると、一級建築士の年収の推移はこのようになっています。

平均年収は718万円でそのうちボーナス額が約150万円となっていて、割と他の職業より高い方なのではないでしょうか。

最短で20歳からしか一級建築士になれず、20代前半でいきなり400万円弱もらえます。

ボーナス0万円でこれなので結構高いですよね。30代前半まですんごい勢いで年収を伸ばし、800万弱まで伸ばします

その後は安定して800万円近くをうろうろして、60代に入ると次第に落ち着いてくるという感じになります。

この調査では21280人の一級建築士のデータが集められていて、そのうち4160人が企業規模1000人以上の大手企業となっていました。

大手企業とさっきのグラフを比較してみると、大体100~200万くらい高いことがわかります。

30代で1000万近く行くことができるのはちょっと夢がありますよね。

70歳~(引退はいつ?)

次のグラフが一級建築士の労働者数の推移となっていて、30代から労働者が急増していることがわかります。

試験に合格しなければならないのと、実務経験を積むのに時間がかかるため、20代の一級建築士は少ないようです。

このデータは令和元年のもので、ただ令和2年に試験合格する前の実務経験も加算されることに法律が変わったので、今はもう少し20代の労働者が増えてきていると思います。

結構60代に入っても辞める人が少なく、70代に入ってようやく引退する人が多いようです。

長く働ける良い職業だと言えるのではないでしょうか。

平均勤続年数は14.2年と他の職業よりも少し長いです。退職金は働いた年数によって多くもらえるので、ある程度の老後は保証されると言えるでしょう。

まとめ

一級建築士は学歴があれば有利ですが、誰でもステップを踏めば受験資格を得られ、資格を得ることができます。

大手に入れば年収1000万以上も可能で、70歳を超えても長く働ける職業なのでした。

いかがでしょうか?なんとなく一級建築士の一生を知れたでしょうか?

設計から顧客からのヒアリングもこなす場合もあり、建物を1から作り上げる重要な存在が一級建築士なのでした。

この記事と同じ内容のものがYoutubeにもあるのでぜひそちらも見てみてください!

当サイトでは他にも野球選手や医者の一生などの高収入な職業の一生を知れるのでぜひそちらもチェックしてみてください。

これからもいろんな職業の一生を紹介していくのでSNSフォローしていただくと、更新の際すぐみることができます!

最後までご覧いただきありがとうございました!バイバイ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました