【オワコン?】歯医者さんの一生【なり方やキャリアアップを解説】

国家資格

こんにちは、一生チャンネルです!

皆さんは歯科医師といえば、どんなイメージを持つでしょうか??

コンビニより店舗数が多い一応お医者さんだしお金持ちそう、、歯科衛生士さん可愛い、、

などなど色々あると思います。

なぜ店舗数が多いのに経営が成り立っているのか不思議な方も多いと思います。

この動画では、そんな謎の多い歯科医師について0歳から一生を追っていきます。

Youtube版もあります!!

・歯科医師とは?

そもそも歯科医師とは、歯の状態を診察し、治療を行ったり予防指導を行うエキスパートです。

最近はホワイトニングや矯正など、美容方面に強い歯科医師さんもいらっしゃいます。

お医者さんと同じく、6年間歯科大学に通い、国家試験に合格しないと歯医者さんになれません。

似た職業として歯科衛生士さんがいますが、こちらも3年以上学校に通い、歯科衛生士国家資格を得る必要があります。

男性の歯科衛生士さんは約38人しかおらず、全体の0.4%と極端に少なく、逆に歯医者さんは男性が全体の約75%とまだまだ男女差が大きいです。

そんな歯科医師の一生を0歳から見ていきましょう。

・0歳〜小学生

2022年に日本FP協会さんが調査した小学生のなりたい職業ランキングによると、

男子3位、女子1位に医師がランクインしていますが、歯科医師に関しては男女ともに歯医者さんは62位となっていました。

小さい子って歯医者=怖い所、、みたいに思う子が多く、小学生になってもあんまり歯医者にいいイメージがないのかもしれません。

逆に小さい頃は歯が生え変わるタイミングもあって、歯医者によく通う子が多いため、身近な職業にはなっています。

・中学生〜高校生

中高生のなりたい職業に関してもトップ10に歯医者さんはランクインしておらず、あまり人気の職業とはいえません

ただ、歯医者になりたいと思ったら6年制の歯科大学か、大学の歯学部に進学しなければならないので、早めに決めておくと、準備がしやすいです。

全部で29の大学があって、国公立と私立で大きく学費や合格難易度が変わります。

国公立の場合、6年間で約350万円、私立大学だと1800万〜3000万くらいかかります。

結構エグい金額かかりますよね、、、医学部と同じくらいの学費がかかってきます。

歯科衛生士になりたい場合だと、短大や専門でもOKなので、学費も抑えつつ3年間という割と短い期間で国家資格に挑戦できます。

 ・合格しやすい大学

なんでもいいから歯医者になりたい!一番偏差値の低い大学を教えてくれ!!って人もいると思うので紹介すると、国公立だと、鹿児島大学と九州歯科大学が52.5。私立だと福岡歯科大学がボーダーフリーで1番入りやすいみたいです。

ボーダーフリーっていうのは定員われってことですね。

ただ定員割れしてもめっちゃ悪い成績を取ると落とされるみたい。

試験時期によって偏差値は変わるので、なんともいえないんですが、私立だと奥羽大学、北海道医療大学、岩手医科大学などなど12校が定員割れを起こしています。

令和4年度には、奥羽大学が定員96人に対し、34人が入学と充足率35.4%でワースト1位でした。

ただ競争倍率は1.62倍だったので、3人に1人は落ちてしまったor辞退したみたいですね。

逆に一番偏差値高い歯学部は国公立が62.5で東京医科歯科大学、私立は東京歯科大学で55でした。

それぞれ競争倍率は2.72倍、3.92倍ですね。

・歯科大学生(約18〜24歳)

無事に歯科大学に入学できたら、3年生までで歯科医学の基礎知識を学んで、4年生から実践的な知識を学び始めます。

4年生の終わりに共用試験という大きな試験を受け、無事合格すれば5、6年生で実際に医療現場で実習を受けます。

医師と同じように歯医者も診療科が分かれていて、小児歯科・矯正科・歯科口腔外科などなど細かく分かれています。

5年生からは、診療科を選び、それぞれ分かれて実習を受けます。

6年生が終わると卒業試験をうけ、合格すれば無事国家資格受験の資格を得られます。

 ・留年について

歯学部は覚えることが多く、試験に落ちて留年することも多いです。

令和元年の文部科学省の調査によると、歯学部で在学中に1回でも留年・休学する学生は国立が15%、私立が23.5%、全体で21%と5人に1人が留年を経験します。

一番留年するのがやはり6年次で6年生の33%が卒業できません。

鶴見大学は歯学部の学生の36.8%が1回でも留年・休学を経験していて、1番割合が高いです。

入学の難易度は低くても、卒業するまでの難易度は他よりも高いのかもしれません。

逆に新潟大学留年率が7.3%と他と比べると鬼低いです。みんな勉強熱心ですね!

 ・歯科医師国家資格

同じく令和元年に文部科学省が歯科医師国家資格の合格率を調査していて、6年間1回も留年せず、国家資格にストレート合格したのは国立大が70.7%、私立大が47.2%、全体で53.7%となっています。

結構な難易度ですよね、、、

別に馬鹿にしてるわけじゃないんですが、1番合格率が悪かったのが奥羽大学で24%でした。

一番良かったのがまたまた新潟大で82.5%でした。新潟大の学生優秀すぎません?なんでそんな高いんですかね笑

試験は2日間にわたって行われ、マークシート方式で360問に答えます。

生活保護法における扶助に含まれるのはどれか。 4 つ選べ

 a 医 療 b 介 護 c 教 育 d 住 宅 e 療 育

など、歯に直接関係ない問題や、

歯のレントゲン写真をみて、どんな症状があるか答える専門的な問題も出題されます。

・臨床研修医(最短24〜25歳)

国家試験に合格したらすぐに歯医者として活躍できるわけではなく、1年間の研修を受ける必要があります。

マッチングプログラムというのがあって、登録しておけば研修先を受け入れてくれる病院や診療所と繋げてくれるシステムがあります。

大体の人が6年生の6月に登録を済ませておいて、10月には研修先が決まっている人が多いです。

研修先を決めてから国家試験を受験するので、もし落ちてしまえば研修を受けることはできません。

自分の通っている歯科大学に病院が付属している場合は、そこが研修先として受け入れてくれる場合が多いです。

研修医の間は一応給与が出て、令和4年賃金構造基本統計調査によると、平均月に17万くらいもらえるようです。

 ・就活

研修の間は研修先で歯科医師としての仕事を学ぶのもありますが、この1年間で就職先を見つける必要があります。

大体4〜6月で情報収集して、7〜9月に医院見学をすませます。

そして12月までに就職先から内定をもらえるところが多いです。研修先にそのまま就職する人もいると思います。

実家の歯医者を継ぐ、開業する人もいるかもしれません。

・歯科医師1〜3年目(最短25〜28歳)

1年間の研修を終えるともう立派な歯科医師となることができます。

一応、後期研修という研修をもう少し続けたい人向けのシステムもありますが、ほとんどの人が1年間で研修を終えます。

一人で患者さんを診断し、治療することも増えていきますが、まだまだ経験が浅いため自分だけで対応できないこともあります。

「歯科医師新卒求人」で調べたら多くの求人を見ることができるのですが、高いものだと初任給55万や、低くても35万もらえます。

働き方も融通がきくところが多く、非常勤として働き、2つの医院を掛け持ちしている歯医者さんもいます。

あんまり長い時間働くのが苦手な人は、週1、3時間〜働けるアルバイト形態の求人に応募することもできます。

 ・1日のスケジュール

大体8時半くらいに出勤したら、9時の診察開始までに今日来る患者のカルテに目を通し、全体ミーティングをする医院もあります。

そこからお昼まで午前の診療、昼休憩を挟んで、午後の診療をしていきます。

昼休憩は2時間のところが多く、夜遅くまで空いている歯医者さんも少ないので、19時くらいには上がれることが多いです。

ただ、大きな病院だと急患がくることもあり、残業が多い歯科医院もあります。

勉強会などが勤務時間外に定期的に開催される医院もあり、残業手当が出ないところだと勤務時間に見合わない給料になってしまいます。

・歯科医師3年目〜(最短28歳〜)

令和4年賃金構造基本統計調査によると、歯科医師の年収はこんな感じに推移します。

卒業や国家試験の難易度が高いので、20代や30前半はまだ研修医の方もいて、割と年収は低めとなっています。

それでも平均年収は800万円で、45歳まで順調に年収を上げていきます。

その後は定年まで1000万円以上をキープしていて、高収入な職業だということがわかります。

19歳までと65歳〜70歳はデータがなかったので0円になっています。

ボーナスに関しても、55歳になると平均して229万くらいもらえるみたい。

・開業(40歳〜)

20代で開業する歯科医師はほとんどおらず、40歳に入ると全体の39%が開業をします。

10年くらい勤務医として働き、経験をつけてから自分の医院を持つ人が多いようです。

60代に入ると全体の80%近くが開業医となっていて、勤務医はほとんどいなくなります。

開業し、患者さんが安定してくるようになれば、年収1500万近くまで行くことができます。

ただ、開業のための費用はかかってくるので、それまでにいくらか貯金をしておく必要がありそうです。

歯医者さんの店舗はコンビニより多く、もう飽和状態だと言われていますが、最近では年々減少傾向にあり、これから開業するのも悪くなさそうです。

・70歳〜

2020年の歯科医師の人口はこんな感じに分散してます。

50代が一番多く、その次が60代、40代と続きます。

70を超えても、約1万人の方が歯科医師として活躍していて、定年はほとんどないと考えても良さそうです。

70歳で引退したとしても、ある程度の退職金はもらえるので、安定した老後を送ることができます。

・まとめ

歯科医師となるには、歯科大学や歯学部に行くことが必須で、卒業試験、国家試験に合格し、1年の研修を受けて初めて立派な歯科医師となれるのでした。

その後も、開業をするという選択肢や勤務医としてキャリアを上げ、年収を上げていく選択も取れるのでした。

以上となります!なんとなく歯科医師の一生をしれたでしょうか??

Youtubeに同じ内容を動画で載せているので、そちらもチェックしてみてください!!

当サイトでは他にもいろんな職業の一生を紹介しているのでぜひみてみてください!

最後までご覧いただき、ありがとうございました!!バイバイ!!

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