こんにちは、一生チャンネルです。
最近、メジャーで活躍する大谷選手がテレビによく映っていて、ピッチャーとバッターの二刀流として活躍されてますよね。
2023年6月には3回目の月間MVPを獲得し、アメリカでも注目を集めています。
アメリカの雑誌社フォーブスが、今年の推定総報酬額を発表していて、6500万ドル、約85億円を稼ぎ、アメリカ大リーグで1番収入が多い選手として取り上げられました。
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そんな夢のある野球選手ですが、どのようにキャリアアップして、成長していくのか知らない方多いのではないでしょうか?
この動画では0歳から野球選手の一生を追って行きます。
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0歳~小学生
少年野球は小学1年生から入団できるところが多いですが、多くの子どもが小学3、4年生から入団するようです。
先ほど紹介した大谷選手は小学3年生、メジャーでも活躍した松坂選手、前田健太選手も小3から野球を始めたようです。
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ただ、マー君こと田中将大選手や巨人で活躍している坂本勇人選手は小1から野球を始めていたんだそう。
日本人メジャーリーガーは軒並み、小学校低学年から野球を始めていて、早めに野球を始めた方が野球選手になるには有利だということがわかります。
野球は結構体の柔軟性が重要なようで、水泳を一緒に習っていたという野球選手も数多くいます。
前田健太選手は小3の時、背泳ぎで西日本チャンピオンになったみたいです。すごいですね。
中学生
小学生でも少年野球ではなくリトルリーグに入ると、軟式ではなく硬式のボールを使って野球をするのですが、
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中学生に入ると硬式野球に挑戦するか悩む人が多いと思います。
甲子園では硬式球が使用されるので、中学のうちから硬式に慣れておく人もいますし、学校の部活では軟式野球部しかない場合や、軟式野球が盛んな地域だと軟式を選ぶ場合もあります。
2021年10月に行われたプロ野球のドラフト会議では128名の選手が指名を受け、そのうち45%が中学軟式野球出身と、あまりこだわる必要はなさそうです。
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ただ、競技人口としては中学軟式野球が中学硬式野球の4倍ほどいるため、割合に直すと中学で硬式野球を経験していた人は多くがプロ野球選手になっているという結果になりました。
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6つのリーグ
中学校の部活では大多数が軟式野球部なので、硬式野球をしたい場合、学校の外のチームに入る必要があります。
全部で6種類リーグというものに分けられていて、団体数にすると全国で1500以上あるようです。
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人気の高いリーグがシニアリーグ・ボーイズリーグで、人気のチームの中には入団テストを合格しないと入団が許されないチームもあります。
月謝は月1万くらいで、バットやグローブなど初期費用が高く10万近くかかってきます。
親が月1、2回当番制で水分や食事を用意したりしなければならないので、金銭面でも時間的な面でも割と負担はでかいかもしれません。
高校生
プロ野球選手を多数輩出している大阪桐蔭野球部では、スカウトや特待生制度があって、中学時代にシニアリーグやボーイズリーグで活躍した選手に声がかかるようです。
一般入試からでも入部は可能なようですが、セレクションという入部テスト的なものがあって、それに合格しないと入部できないようです。
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特待生に選ばれると、入学金や授業料などが免除され、半額免除される準特待生などもあったりします。
ただ、令和の怪物こと佐々木朗希選手は県内外から声がかかっていたのをけって、地元の県立高校へ進学し、県大会で163キロの高校生最速記録を叩き出し、プロ野球選手として活躍しています。
軟式or硬式
中学の時には軟式の人口が圧倒的に多かったですが、高校に入ると一気に硬式の人口が増え、日本高等学校野球連盟の令和5年度のデータによると、硬式約12.8万人に対し、軟式は7672人と激減しています。
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競技人口の違いもありますが、プロ野球選手となるのは圧倒的に硬式をしていた人が多いです。
一部軟式出身で、大学で準硬式を経てプロ野球選手になった青木勇人選手もいます。
甲子園
高校で硬式野球をしている学生は誰もが甲子園出場を目指すと思います。
甲子園で活躍すれば、各球団が欲しい選手を指名するドラフト会議で指名されやすく、プロ野球選手に一歩近づきます。
一応、甲子園で行われる大会、全国高等学校野球選手権大会以外にも大きな大会はありますが、夏に引退してしまう3年生にとっては最後の大会となる甲子園が学生にとっても、各球団にとっても重要視されるようです。
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もう一つ大きな大会として春の甲子園と呼ばれる、選抜高等学校野球大会で、出場するためには秋に行われる都道府県大会で上位に入る必要があります。
夏の甲子園に関しても、6月下旬から開かれる地方予選で勝ち進む必要があります。
大学生/社会人
プロ野球選手になるには、高校生の時に甲子園で輝かしい成績を得て、なれるイメージが強いですが、意外と大学生や社会人からプロ野球入りする人も多いです。
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高校生からプロ入りするのがセリーグパリーグ合わせて、20~40人、
大学生からプロ入りするのが20~30人、
社会人に関しては少なくて10~20人となっています。
日本ではプロ野球選手になるにはドラフト会議で指名を受けなければ入団することができません。
そのため大学生や社会人は大会に出て活躍し、球団の目に留まる必要があります。
一応、秋ごろに入団テストを実施する球団もあって、それに応募してアピールする方法もあります。
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ただテストに合格してもそのまま入団とはならず、どちらにしろドラフト会議で指名を受ける必要があります。
2022年のドラフト指名ではヤクルトが吉村貢司郎を1位指名したのですが、彼は甲子園出場経験がなく、國學院大学に進学後、怪我に苦しみプロ野球志願書を出しましたがドラフト会議では指名がありませんでした。
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ただ、東芝に入社後、大会で活躍し社会人3年目にしてようやくプロ野球選手となることができました。
中央大学の森下翔太は阪神タイガースから1位で再指名を受け、プロ野球選手となります。
森下も1年生からリーグ戦で活躍していて、球団の目に留まったようです。
1軍・2軍・育成選手
無事、ドラフト会議で指名を受けると、よくテレビでも見るような選手と監督が握手して挨拶をしたり
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契約金・年棒・背番号の交渉や、健康診断などを経て、年末に本契約と入団発表となります。
1月に寮に入り、2月には春季キャンプ、3月にはプロ野球が開幕して、早ければ1年目から1軍として活躍するようになります。
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ただドラフト会議で上位で指名を受けても2軍からの選手もいて、テレビで行われる試合にはすぐ出れない場合もあります。
一応、1軍と2軍以外にも育成選手というのもあって、これもドラフト会議の後の2次ドラフトというもので各球団が指名します。
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故障や怪我をした選手などを球団が一旦確保したいとの目的で指名する場合もあります。
一応給料が出て、年棒240~400万程度と言われています。
全員寮に入り、寮費3万円で毎食ついてくるので生活には困らないようです。
契約金・年棒
契約金とは入団が決定した際に選手に支払われるお金です。
ドラフト順位によって契約金は変わり、1位から6位だとこんな感じに推移します。
1位:1億円
2位:7000万
3位:5000万~
4位:3000万~5000万
5位:3000万~3500万
6位:2000万~
一気に1億円が入ってくるのはちょっと夢がありますよね。
年棒もドラフト順位によって変わり、こんな感じで推移します。
1位:1000万~1600万
2位:1000万~1100万
3位:800万くらい
4位:700万くらい
5位:600万くらい
6位:400~500万
球団や年齢によって変動はしますが、大体こんな感じです。
これはプロ野球の1軍2軍の話で、育成選手や独立リーグだともっと下がってきます。
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これら以外に収入源として、出来高払いというのもあって、球団が選手に提示した条件、打率何割以上などや奪三振数などをクリアすると、追加で報酬が出る制度もあります。
平均年棒
一応、年棒の最低保証というものがあって、1軍なら1600万、2軍なら420万など取り決められています。
結果を残した選手は年棒が上がり、あまり成績が上がらなかった選手はそのまま、もしくは年棒が下げられる場合もあります。
日本プロ野球選手会が2023年の1軍2軍選手の年棒を公開していて、平均4468万となっています。
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セリーグ、パリーグに大きな差はなく、1番平均年棒が高い球団が巨人で6807万、低いのが日本ハムで2569万円でした。
ポジションごとの年棒も公開されていて、投手が平均4364万、捕手が3446万、内野手が5029万、外野手が4645万となっています。
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中央値は平均1600万となっていて、数人のめちゃくちゃ稼いでる選手のせいで平均が上がっているようです。
なので半分くらいの選手は1600万程度の年棒だと考えられます。それでもかなり高収入ですよね。
一番年棒が高いとされているのはオリックスの山本由伸選手で、1年間で6億5000万円の年棒を獲得したようです。
他にも6億越えの年棒を獲得したのが、ソフトバンクの柳田選手、オスナ選手、巨人の坂本選手、ヤクルトの村上選手となっています。
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1年間で、サラリーマンが生涯稼ぐ金額がもらえるのはえぐいですよね。
年棒の推移
次のグラフが現在も海外のメジャーで活躍しているダルビッシュ有選手の獲得年棒の推移となっています。
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最初の7年間は日本ハムに所属し、1500万~5億円まで年棒を伸ばします。
そこからメジャーに挑戦し、テキサス・レンジャーズというチームで10億円まで年棒を伸ばし、移籍を繰り返した後、20数億円に到達します。
大谷翔平もメジャーに移籍してから、今年3000万ドル(約33億円)を稼いだように、一気に年棒が伸びることがわかります。
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大谷はスポンサーの契約数も尋常じゃなくて、これに加えて、スポンサー収入が42億もあったようです。
ちょっと桁が違いすぎてよくわからないですね。
引退後
NPBっていう日本野球機構が戦力外通告や引退した選手について調査していて、
2022年には平均7.7年間在籍して、27.8歳で引退する選手が多かったと発表されました。
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引退した選手は3割弱が育成選手になり、約2割が球団職員やチームスタッフに進路を進めました。
一般企業に就職したり、自分で会社を立ち上げる人も6、7%いるようです。
ただ、大多数が野球関連のセカンドキャリアを選択し、引退後も野球に携わる職業を選ぶという一生を送るようです。
プロ野球選手には退職金制度はないので、ある程度年棒や契約金を確保しておかないと、老後資金を確保できない場合も多いんだそう。
まとめ
なんとなく、野球選手の一生を知れたでしょうか?
甲子園で成功してプロ野球選手・メジャーリーガーになれば爆発的に稼げる一方で、成功する選手は一握りかつ、年棒が下がる危険性もあるハイリスクハイリターンな職業なのでした。
ただダルビッシュ選手のように30代後半になっても何十億と稼げる可能性があって、とても夢がありますよね。
大谷選手もこれからどんどん年棒が上がっていきそうなので今後が気になります。
今回初めてスポーツ選手の一生を紹介したのですが、いかがでしょうか?
好評なら他のスポーツ選手の一生も紹介するつもりなので、コメントで教えてください!
この記事の内容はYouTubeにも動画にしてあるので、よければ覗いてみてください!最後までご覧いただきありがとうございました!!
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