こんにちは、一生チャンネルです。
当サイトでは高収入な職業、医師や公認会計士の一生などを紹介してきましたが、それと並ぶくらい高収入なのが大学教授という職業です。
医者やパイロットは何となくなり方がわかるかもしれませんが、大学教授ってどうやってなるかご存知の方少ないと思います。
この記事ではそんな大学教授へのなり方、なった後どのようにキャリアアップするのかの一生を追っていきます。
Youtube版はこちら
・大学教授とは?
大学教授とは大学と短期大学で学生に授業を行い、その合間に自身の研究にも取り組む職業です。
専門学校の教員は大学教授とは呼ばないみたい。
大学教員の中に教授という職位があるので、その下に准教授・講師・助教と分かれています。
研究の成果を論文として出したら、学会に出席したり、講演会に呼ばれることもあります。
たまにテレビとかでも大学教授が意見聞かれたりしてますよね。
単なる教師とは言えないのがこの大学教授という職業になります。
それでは0歳から大学教授の一生を見ていきましょう。
・0歳~高校(18歳くらい)
高卒で大学教授になった例もなくはないですが、スポーツ選手や芸術家など特定の分野ですでに活躍されてる方が多いです。
基本的には大学、大学院を出る必要があります。
ちょうど今広島文教大学が英語コミュニケーション分野の教授・准教授・講師を募集していて、そこには英語学を専門分野として、博士の学位を有するものとあります。
博士は大学院の後期課程を修了した人がもらえる学位です。
そのため大学教授になりたい大体の人が大学へと進学します。
・大学(大体18~22歳)
大体の大学教授が自分の出身大学の教授になるので、大学選びも慎重にしなければいけません。
先ほど紹介した広島文教大学のように、インターネットで募集をかけているところもありますが、
大学によっては学内の大学院生を助手や助教として積極的に採用するところが多いので、大学教授として働きたい大学を選ぶと良いです。
・大学別の大学教授の年収
令和3年に文部科学省が国立大学の教授の年収を調べていて、
1位は東大で1193万
2位が政策研究大学院大学で1155万
3位が名古屋工業大学で1151万
となりました。
ちなみに東大で一番もらってる教授は1891万だそう、桁違いすぎてよくわからんですね
ちなみにあんまり関係ないんですけど、東大の学長の藤井さんは年収2396万だそうです。
教授から学長になれるので、ちょっと夢がありますよね。
私立大学の教授だと、国公立より年収が数百万上がるようです。
・大学院(22~27歳)
大学は基本的に4年間ですが、大学院では5年間学ぶ必要があります。
5年間のうち、最初の2年が修士課程、残りの3年が博士課程となっていて、それぞれ卒業すると修士、博士という学位がもらえます。
(医・歯・獣医・薬学は修士課程がなく、6年間必要)
学位というのは、あなたは卒業しましたよ!という称号のようなものです。
・大学院って何するの?
大学生は授業を受けて、単位を獲得したら卒業できるというのは理解できると思いますが、大学院生は授業を受けながら、研究室、もしくはゼミで自身のテーマについて研究を進めます。
時には教授の授業の補佐とかもします。プリント配ったり質問受けしたりとか。
大学3、4年生時点で、卒業論文を書くため、ゼミ・研究室選びをするのですが、そのまま同じ大学の大学院に進学すると決めているなら、慎重にゼミ研究室選びをした方がいいです。
教授や雰囲気によっては自分に合わないとかもあるので。コアタイムとかよく見といた方がいいです。
週6で8時間研究とかいうブラック研究室とかもよく聞きます。
研究室やゼミのテーマとしている分野が自分の興味ないのだとそれもキツくなります。
・ポスドク(~30歳)
先ほど紹介した東大学長の藤井さんは、東大の院を卒業した後、すぐに客員助教授になりましたが、
最近はそのケースは少なく、ポスドクや任期付き教員を経て、任期なし教員になるケースが多いようです。
ポスドクとは大学院を修了した後に数年間単位で大学に雇われている研究員です。
雇われているため、一応給与が出て、年収は300~500万円となります。
・助手・助教(~40歳)
助手や助教は大学院卒業生やポスドクからなるのが一般的です。
Jrec-in portalというサイトで、大学教員の求人を見ることができるのですが、応募条件に大体博士を持っているものか取得予定のものと書かれています。
助手と助教は厳密にはちょっと違って、助手は教授や助教授の補佐をして、授業は行いません。
助教は授業を行い、学生に直接指導を行う違いがあります。
これも令和3年に文部科学省が年収を調査していて、東大の助手29人の平均年収は764万円、助教674人の平均年収は730万円となっています。
一方で、富山大の助教113人の平均年収は665万円、助手6人の平均年収は595万円と大学によって100万円くらい開きがあるようです。
・講師・准教授(~50歳)
助手、助教で経験を積むと講師、さらにキャリアアップすると准教授と昇格することができます。
准教授となると、自分だけの研究室を与えられる場合が多く、より研究に専念することができます。
ただすることは助教と変わらず、学生に授業して、その傍ら研究をするという感じですね。
またまた文部科学省のデータによると、東大の講師226人の平均年収は876万円、准教授846人は957万円と上がっていきます。
もうかなり夢のある金額になってきていますよね。
講師、准教授の最高年収を見ると、それぞれ1084万円、1145万円と年収1000万越えプレイヤーもいるみたい。
別に富山大がどうこういうわけじゃないですが、また富山大の平均年収を見ると、講師60人の平均年収は766万、准教授は828万円となっています。
・教授(~65歳)
次のグラフは令和4年に厚生労働省が調査した、賃金構造基本統計調査によるもので、教授の年収の推移を表しています。
このデータの中には高専の教授も含まれているので、実際にはこれよりちょい高いのですが、大体こんな感じで上がっていきます。
24歳以下の教授はデータの中に存在しないみたいで、やはり大学院を出ないといきなり教授になるのは難しいようです。
30代でいきなり5、600万円貰え、40代に入ると一気に1000万円近くまで跳ね上がります。
他の職業では60歳を超えると、一気に年収が下がることが多いのですが、教授は60歳をすぎても年収が800万円以上をキープしています。
このグラフは教授の労働者数を表しているのですが、40代に入るまでほとんど教授がいないことがわかります。
60歳までだんだん労働者数が上がる職業はほんまにレアやと思います。
定年を迎えた後はそのまま教授を続ける人もいますし、中には学内の理事に回る人もいるようです。
・キャリアアップのタイミング
大体何歳くらいで准教授・教授になるのか気になる人は次のグラフを参考にしてください。
これも厚生労働省が調査した結果で、講師・助教は35歳~40歳がピーク、准教授は45歳~50歳がピーク、教授は60〜65歳がピークとなっています。
ピークとなっている時期がキャリアアップのタイミングとなります。
他の職業へ転職した可能性もありますが、講師助教が減った後に准教授が増え、准教授が減ったタイミングで教授が増えているので、キャリアアップした可能性が高いです。
・老後(65歳~)
大学によって退職金の額は変わりますが、京都大学の場合、勤続年数によって月収の何倍もらえるか定められていて、
定年退職の場合こんな感じで定められています。
(1)1年以上10年以下の期間については、1年につき100分の100
(2) 11年以上15年以下の期間については、1年につき100分の110
(3) 16年以上20年以下の期間については、1年につき100分の160
(4) 21年以上25年以下の期間については、1年につき100分の200
(5) 26年以上30年以下の期間については、1年につき100分の160
(6) 31年以上の期間については、1年につき100分の120
ややこしいこと書かれてるんですが、勤続年数増えたらどんどん増え方が急になっていくって感じですね。
10年勤務した、月収50万の教授は500万、
20年勤務した月収70万の教授は700+385+560=1645万
30年勤務した月収90万の教授は900+495+720+900+720=3735万
って感じですね。十分老後資金とすることができます。
ちなみに理事まで上り詰めると、退職金は大変なことになります。
東大の理事Aさんは教職員を38年間して、そのうち理事時代が4年間あったようですが、総額で退職金4815万もらったようです。夢ありまくりですね。
・まとめ
こんな感じで教授となるには、狭き門&かなり長い年月がかかる高難易度な職業なのでした。
その代わり准教授でも年収が高く、教授となる頃には年収1000万円プレイヤーとなることができます。
生徒の指導と、自身の研究という2足の草鞋が苦にはならない人にはおすすめな職業となっています!
以上となります。なんとなく教授の一生を知ることができたでしょうか?
当サイトでは他にも高収入な職業、医師や外交官の一生を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
今後も職業やいろんな一生を紹介していくので、もっとみたい方はSNSフォローして更新をお待ちください!
最後までご覧いただきありがとうございました!!バイバイ!
コメント