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・概要
こんにちは、一生チャンネルです。
突然ですが、皆さんはお医者さんと薬剤師さんの違いをご存知でしょうか。
お医者さんは私たちの体を診て、悪いところがどこなのかを見つけるスペシャリストです。
一方で、薬剤師さんは薬の専門家として、患者さんへ薬を販売したり、相談に乗ってくれる存在です。
似たように思えますが、厳密には大きく違っていて、なり方や必要な資格とかも変わってきます。
この動画ではそんな薬剤師について0歳から薬剤師へのなり方、なった後のキャリアアップなどなど一生を追っていきます!
・薬剤師とは?

身近なところで言うと、大きな病院や薬局、ドラッグストアなどで働いていることが多いです。
中には、研究機関や一般企業などで働いている薬剤師さんもいらっしゃると思います。
働く場所は様々ですが、することとしては薬の専門知識を活かして、世の中の役に立つよう日々尽力してくれています。

新しい薬が出たり、昔の薬が使えなくなったり、時代と共に変わっていくため勉強は欠かせません。
専門的知識が必要となる代わりに、平均給与も高く、待遇の良い職業となっています。
そんな薬剤師の一生を0歳から見ていきましょう!
・0歳〜中学生
2023年に日本FP協会さんが調査したなりたい職業ランキングでは、男子28位、女子6位に薬剤師がランクインしています。

小学生が薬剤師という職業を知っていることが驚きですよね。
ちょっと個人的に驚いてしまいました。
薬剤師の両親を持っていたり、アンサングシンデレラという薬剤師の方がテーマのドラマがやっていたことが影響しているようです。
一方で、ソニー生命さんが調査した中学生のなりたい職業には薬剤師はトップ10にランクインしていませんでした。
女子の方では保育士や看護師が人気な職業となっていて、薬剤師は人気が落ちてしまうようです。
・高校生
薬剤師となるには大学の薬学部に6年間通う必要があり、高校生のうちからどの薬学部へ行くのか考えておく必要があります。

先ほどの中学生のなりたい職業ではランク外だった薬剤師ですが、PTAとリクルートが調査した高校生のなりたい職業ランキング
では、7位にランクインしています。
大体高校生全体の3.7%が薬剤師になりたいと考えていて、競争も割と激しいです。
入学試験で理系の科目を使わないところもありますが、入学してから化学や生物の基礎知識を学ぶので、高校で理系選択を
しておくと入学してから授業が楽になるかもしれません。
・薬学部の偏差値ランキング
薬学部はいろんな大学にあって、中には人気で入りずらい大学も、比較的入りやすい大学もあります。
国公立だと東大が偏差値73程度、京大が70程度、北大・阪大・金沢大学が69となっていました。

逆に偏差値が低い国公立大学は、長崎大学が61、熊本・岡山・富山が62となっていて、比較的入りやすいという
結果になっています。とは言っても偏差値50を越えているので、人並み以上の努力は必要となります。

一方で、私立に関しては、慶應が67、東京理科大が64、北里・星薬科が60になっています。
入りやすい大学は、第一薬科が45、松山、徳島文理、兵庫医科、青森などなどが47となっています。
アクセスや立地が悪い大学がランクインしているようです。
・学費
ついでに大学の学費についても紹介しようと思います。
国立大学の学費は大体一緒で、1年あたり50万強、6年間で350万くらいかかってきます。

ただ、千葉大学だけ6年間で410万円かかるようなので、気をつけましょう。
私立大学に関しては、大学によってまちまちなのでまたランキング形式で発表していきます。
一番学費が安い大学が奥羽大学で6年で920万、2番目が九州保健福祉大で930万、
3番目が国際医療福祉大学で990万となっていました。

一番安い奥羽大学でも、国立大の2倍の金額かかるようなので、学費を抑えたい人は国立に入学することをお勧めします。
ただ、入学難易度も上がるので、どうしても留年はしたくない、、、という方は奨学金制度を利用するのもありかもしれません。
そして、私立で学費が高いのは、立命館で1438万、慶應が1412万、横浜薬科が1410万となっています。
ちょっと額がデカすぎてよくわかりませんね。
6年間通う必要があるので、どうしても他の学部より学費がかかってきてしまいます。
・大学生
無事に大学の薬学部に入学できたら、6年間かけて薬の知識を学んでいきます。
ただそれ以外にも語学系や数理、情報系も1、2年生のうちに学ぶところがほとんどです。
3、4年生になると専門的な分野に入り、4年生の終わりにCBTとOSCEという大きなテストを受けます。
それに合格すると、実際の病院で実習をうけ、より実践的な薬学の勉強を行います。

5、6年生では大学院の研究室に配属され、卒業研究と卒業試験、国家試験への勉強と一番忙しい時期となります。
卒業難易度も薬学部は高く、大学によっては半分の学生が進級・卒業できないこともよくあります。
文部科学省が大学ごとの卒業率を調査していて、東北大・東京大・金沢大学などが卒業率100%を達成したようです。

私立大学は学生数が多いので卒業率100%を達成した大学はありませんでしたが、北里大学が88.6%とかなり高い
卒業率となっていました。
日本薬科大学が卒業率22.7%となっていて、かなり卒業難易度が高いことが伺えます。
文部科学省のHPで誰でも見れる情報なので、いきたい大学が決まっている方は卒業率など調べておくのも良いかもしれません。
・国家試験合格率
同じく文部科学省のHPに国家試験の合格率も書かれていて、東北大学は20人中20人全員合格して合格率100%だったようです。

私立の中でも立命館は受験者98人に対し、97人合格の99%合格率となっていました。
立命館の学費はトップクラスに高いですが、これだけ合格率が高いと、魅力的に見えてきますよね。
今6年生の人の代が何人入学したかもデータとして載っていて、日本薬科大学は当時260人入学して、5年の実習を終えたのが99人、卒業したのが59人、国試に合格したのが49人で入学者に対する割合は18.8%となっていました。

全体の平均の割合が58.9%なので、結構低いですよね。
薬学部は留年率が高いことでも有名な学部なので、しっかり勉強しないと周りから置いてかれることも多いようです。
・薬剤師1年目〜
厚生労働省の調査によると、約32万人いる薬剤師のうち薬局勤務が一番多く58.9%

その次が医療機関での勤務で19.3%、3番目が医薬品関係企業で11.5%となっていました。
薬局やドラッグストアでは人手が足りてないところが多く、就職も比較的しやすいようです。
ただ、大手の薬局やドラッグストアは人気なので、インターンシップや会社説明会などに参加して準備をしっかりしておくことが
とても重要なようです。
薬剤師1年目は仕事を覚えることから始め、2年目からはいきなり責任のある業務も行うようになります。
主な仕事は薬の確認と調合なので、正確にかつ迅速に業務をこなすことが求められます。
・薬剤師3年目〜
次のグラフは薬剤師の年収の推移を表したものになっています。

5年ごとに50万円単位で年収が上がっていき、4.50代で落ち着きますが、50代後半には年収は700万円近くまで到達します。
ボーナス額は下の緑の線なのですが、特別多いわけでもないので基本給が年齢を重ねるごとに上がっていくって感じになります。
とても夢がある職業ですよね。
平均残業時間も1ヶ月に9時間と比較的他の職業より少なめとなっています。
次のグラフは薬剤師の労働者数を表したものになるのですが、20代後半の薬剤師が急増していることがわかります。

安定した職業であることから若者に人気を集めている職業のようです。
その一方で、都会の方では薬剤師は飽和状態だと言われていて、なかなか就職先が見つからない、、、とお悩みの薬剤師さんも
いらっしゃるようです。
・転職や独立について
ある程度経験を積んだら、転職する人や独立する人も増えてきます。
転職先は製薬会社のMR、医薬情報担当者などの一般企業へ行く人が多いようです。

薬局の開業者の割合は全体の4.2%と、割といなくはないようです。
自分だけで集客するのが難しい場合フランチャイズなどを利用して、開業するのも有効かもしれません。
独立した薬剤師は年収1000万を超えるのも夢ではなく、キャリアアップを目指すならありな選択だと思います。
・60歳〜
先ほど紹介した労働者数のグラフを見ると、60代に入ると薬剤師の数が減っていることがわかります。

大体この辺りの年齢で引退する人が多いようです。
企業に勤めていた人は退職金や年金などを受け取り、安定した老後を送ると考えられます。
もちろん元気な方は、定年後も再雇用制度などを利用し、バリバリ働いている方もいらっしゃいます。
ゴリゴリ肉体労働な仕事ではないので、比較的長い間働ける良い職業なのではないでしょうか。
・まとめ
いかがでしょうか、なんとなく薬剤師の一生をしれたでしょうか。
6年間大学に通う必要があり、国家資格も取らなければならず、割と道のりは険しい職業なのでした。
その分、就職した後は割と安定して稼げて、地域の医療のために働くことができるのが薬剤師となります。
当サイトでは他にもいろんな職業を紹介しているので、そちらもチェックしてみてください!
それではみなさん最後までご覧いただきありがとうございました!バイバイ!!
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