【月収500円】北朝鮮人の一生【生まれてから死ぬまで】【賄賂と身分制度】

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・概要

こんにちは!一生チャンネルです!

いつもはいろんな職業の一生を紹介している当チャンネルですが、最近あげたアメリカ人やカンボジア人の一生の伸びが良かったので、今回もどこかの国の一生を紹介していこうと思います!

今回はコメントでもリクエストいただいた北朝鮮人の一生です。

身近な国ではありますが、なかなか情報が外に出ていかないため、どんな生活を送っているのか気になる方も多いと思います。

動画の前半ではAIが作った北朝鮮人の一生を紹介し、後半では足りない部分を補足してお届けしたいと思います!

それでは北朝鮮人の一生を見ていきましょう。

幼少期:配給と貧困(1995年~2003年)

1995年、平壌郊外の農村に生まれた金ミンソクは、協同農場の労働者である父・ヨンホと、小学校教師の母・スンヒの間に育った。

家族の住む木造の家は国から無償で提供されたが、電気や水道は不安定だった。

家賃は存在せず、代わりに家族全員が「忠誠の労働」で国家に貢献することが求められた。

この時期、北朝鮮は「苦難の行軍」と呼ばれる大飢饉の真っ最中。

父の年収は協同農場の配給(米やトウモロコシ)と現金で月約3,000KPW(約3.3USD)。

母の教師としての給与は月5,000KPW(約5.5USD)だったが、配給が滞ると現金だけでは食料が買えず、家族は山の野草や川の魚で飢えをしのいだ。

ミンソクは5歳で幼稚園に入り、無料の教育を受けたが、教科書や制服は家族が自前で用意。制服一着は市場で約10,000KPW(約11USD)で、父の月収の3倍以上だった。

ミンソクは空腹の中で育ち、市場で売られるトウモロコシの団子(1個500KPW、約0.5USD)を姉のスヨンと分け合うのが唯一の贅沢だった。

家族の総年収は約96,000KPW(約106USD)で、食料や衣服を賄うのがやっとだった。

少年期:教育と市場経済の影(2003年~2010年)

10歳で小学校に入学したミンソクは、義務教育のため授業料は無料だったが、学校の維持費として「寄付」(年間約2,000KPW、約2.2USD)が求められた。

父は農場で機械修理の技術を習得し、月収が6,000KPW(約6.6USD)に増えた。母の給与も少し上がり、月7,000KPW(約7.7USD)。

家族の年収は約156,000KPW(約173USD)に改善したが、依然として食料配給は不安定だった。

13歳で少年団に加入したミンソクは、農場の収穫作業や村の清掃を無償で手伝った。

学校では「偉大な指導者」の教えを学び、絵を描くのが得意だったが、色鉛筆一セット(3,000KPW、約3.3USD)は高価で、母が市場で古着を売って買ってくれた。市場では中国製の菓子や衣類が密かに取引され、

ミンソクは1個1,000KPW(約1.1USD)の中国製ビスケットに憧れた。

この頃、家族は市場でトウモロコシを買い足すため、月約20,000KPW(約22USD)を食費に充てた。

電気代は国営で無料だが、停電が多く、ろうそく(1本500KPW、約0.5USD)が必需品だった。

ミンソクは市場の活気に惹かれつつ、違法な取引が監視されていることを知り、複雑な気持ちを抱いた。

青年期:労働と結婚(2013年~2020年)

18歳で高校を卒業したミンソクは、平壌の建設現場で働くことを選んだ。建設労働者の月収は約10,000KPW(約11USD)で、年収は120,000KPW(約133USD)。

現場では食事(トウモロコシ粥)が支給されたが、過酷な労働で怪我人も多かった。

ミンソクは月に5,000KPW(約5.5USD)を家族に送り、残りで靴(15,000KPW、約16.6USD)や石鹸(2,000KPW、約2.2USD)を買った。

22歳の時、ミンソクは市場で密輸品の修理を副業として始めた。中国製のラジオや懐中電灯を直す仕事で、1件につき3,000~5,000KPW(約3.3~5.5USD)の収入を得た。

副業の年収は約60,000KPW(約66USD)で、公式の給与を上回ったが、摘発のリスクに怯えた。

25歳で看護師のジヒョンと結婚。ジヒョンの月収は病院で8,000KPW(約8.8USD)。結婚式は村の集会所で開き、費用は食料や酒で総額50,000KPW(約55USD)。

夫婦は国から割り当てられた平壌郊外の1DKアパート(家賃無料)に住んだが、電気代(名目上無料だが賄賂が必要)や水道の維持費で月2,000KPW(約2.2USD)かかった。

夫婦の総年収は約216,000KPW(約240USD)で、市場で米(1kg 4,000KPW、約4.4USD)や野菜を買う生活だった。

中年期:家族と闇経済(2025年~2035年)

2025年、30歳のミンソクは息子ジヌの父となった。建設現場を辞め、市場で本格的に修理業を始めた。

修理業の年収は約300,000KPW(約333USD)で、家族の生活を支えた。

ジヒョンは看護師を続け、月収が10,000KPW(約11USD)に増え、年収120,000KPW(約133USD)。夫婦の総年収は420,000KPW(約466USD)だった。

生活費は増え、食費は月50,000KPW(約55USD)、ジヌの学校用品(ノートやペン)は年間10,000KPW(約11USD)。

アパートは引き続き家賃無料だが、暖房用の薪や賄賂で月5,000KPW(約5.5USD)が必要だった。

ミンソクは中国製USBメモリ(10,000KPW、約11USD)を買い、韓国のドラマを家族でこっそり見た。

こうした密輸品は高価だが、市場で人気だった。

35歳の時、ジヌが平壌の大学進学を目指すようになった。大学の授業料は無料だが、入試の賄賂や準備費用で100,000KPW(約111USD)以上が必要と噂された。

ミンソクは修理業を拡大し、リスクを冒して中国製スマホの修理(1件10,000KPW、約11USD)も始めた。年収は500,000KPW(約555USD)に達したが、監視の目が厳しく、家族は常に緊張していた。

老年期:振り返りと変化(2050年~)

2050年、55歳のミンソクは修理業を縮小し、村で小さな工房を営んだ。

年収は200,000KPW(約222USD)に減ったが、ジヒョンが病院の管理職に昇進し、年収180,000KPW(約200USD)。

夫婦の総年収は380,000KPW(約422USD)で、質素ながら安定した生活を送った。

ジヌは平壌で技術者となり、年収400,000KPW(約444USD)。

彼は年に数回、米や肉(1kg 10,000KPW、約11USD)を持って帰省した。

北朝鮮の市場経済は拡大し、ミンソクの工房では中国製家電の修理が主流に。電気代は月3,000KPW(約3.3USD)に値上がりしたが、供給は安定していた。

晩年、ミンソクは子供たちに絵を教え、無料で画材を提供した。

かつて高価だった色鉛筆は市場で1セット2,000KPW(約2.2USD)と安くなり、子供たちが自由に絵を描く姿に希望を見た。

ジヌが「国境の向こう」への夢を語った夜、ミンソクは自分の人生を振り返った。金銭的には貧しかったが、家族を守り、息子を育て上げたことに誇りを持った。

金銭面の補足と背景

  • 年収:北朝鮮の公式給与は低く、月数千~1万KPW程度。市場経済の副業が主要な収入源で、
  • 技術職や密輸品取引は高収入(年数十万KPW)。
  • 家賃:国営住宅は基本無料だが、維持費や賄賂が必要。市場で賃貸する場合、月数千KPW。
  • 生活費:食料は市場で購入が一般的。米1kgが4,000~5,000KPW、肉は10,000KPW以上。
  • 電気や水道は名目上無料だが、実質的には賄賂や物資が必要。
  • 市場経済:2000年代以降、ジャンマダンが拡大。中国製商品や密輸品が流通し、現金経済が浸透。

・振り返り

はい!いかがだったでしょうか。

農村で生まれた主人公のキムミンソクが食糧危機を乗り越え、都会の平壌に出て北朝鮮では違法な修理業で生計を立て、誇りを持ちながら天国へ旅立つというストーリーでした。

結構日本とは違う部分があって、一番目につくのは給与の違いな気がします。

平均月収は月数千~1万KPW程度で、10北朝鮮ウォンが大体1円なんで多くが月1000円も稼げないようです。

ただでさえ生活費が困窮する中、基本無料のはずの住宅や電気水道に関しても賄賂を渡さないと利用できなかったりするようです。

生きるために多くの人が副業として密輸品の修理をしたり、売買をすることで生計を立てているそう。

コメ1kgが400円から500円、肉は千円以上するため、多くの人が肉や米を食べられず、野草や魚で飢えを凌いでいるようです。

・北朝鮮での教育の重要性

北朝鮮では、教育熱心な家庭が多くその理由として、技術職になれば多く収入を得られることが挙げられます。

物語でもミンソクの息子、ジヌが賄賂を渡して大学に進学させてもらい年収4万以上の技術職に就くことができていました。

農民など身分の低い家庭では、賄賂を渡さないと大学に入学させてもらえないようです。

北朝鮮のIT技術職は、サイバー攻撃をして暗号通貨を盗んだり、海外で仕事を受け外貨を稼ぐ手段に使われているため給与が高く重要な職業のようです。

他にも北朝鮮の資源を海外へ輸出する外貨通貨獲得組織の仕事や、密輸品を売る商人、遺産解説者、医療専門職などが給料が良いようです。

・身分制度

最後に身分制度だけさらっと紹介したいと思います。

北朝鮮では、家族や祖先の国への貢献度によって信頼できるもの、半信半疑のもの、怪しいものの3つに国民が分類されます。

こんな感じの名前がついていて、(核心階層」「動揺階層」「敵対階層)さらに細かく51個にこんな感じで分かれています。

政党の中心人物やその家族、古くから労働者として国に支えてきた人とかが核心階層で国民の3割くらいにあたります。

動揺階層はものを売る商人や接客サービス業種、朝鮮戦争で戦死、負傷したものの家族などが大体国民の半分くらい。

敵対階層はちょっとお金を持っている農民や脱北者の家族、キリスト教などアメリカ寄りの考えを持つものが分けられます。

この階層によって、教育・職業・住居・結婚・移動などの自由度が変わってしまいます。

結婚に関しては、同階層じゃないと認められず、当局の許可が必要になるんだそう、、(ミンソクも同階級結婚)

北朝鮮は軍事が最優先の政策で、男性7-10年、女性5-7年兵役に就く必要があり、ここでも身分制度が配属や待遇に影響を与えます

物語上ではミンソクはコネと賄賂(5500円)で回避したようです。

もし兵役についていたら基本階級のミンソクは地方の歩兵部隊に配属され、給与はほぼなく、配給のみで過酷な訓練を強いられていた可能性が高いようです。

・まとめ

社会主義の国だけあって、日本とは違うところが多くて驚いたところも多かったかと思います。

階級によって自由が制限され、皆副業を頑張って賄賂を渡し、自由な生活を目指して頑張っているみたい。

他にも中国やキューバー、ベトナムなど社会主義の国はあるので、また好評でしたら動画作ろうと思います!

ぜひチャンネル登録して更新をお待ちください!

それ以外にも気になる国の一生ありましたらコメントで教えてください!

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当チャンネルでは他にもいろんな職業の一生や動物の一生とかも紹介しているので関連動画もぜひご覧ください!

それではみなさん最後までご視聴ありがとうございました!バイバイ!!

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